1981年 / 第1話
第1話。妻・令子と別れた五郎(田中邦衛)が幼い純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)を連れ、電気も水道もない麓郷の廃屋で新生活を始める物語の起点となる回。北海道の暮らしに早くなじむ螢と戸惑う純の対比が描かれ、一家が麓郷の生活圏へ入っていく入口として、廃屋補修と並行して町場との往復が始まる。
1981年 / 第5話
第5話、笠松杵次(大友柳太朗)を酒の席で悪く言う大人たちの態度に耐えきれず純(吉岡秀隆)が感情を爆発させ、父・五郎につい手を上げられてしまう。落とした帽子を踏みつけて逃げ出した純は、その後草太(岩城滉一)にたしなめられる。開拓期の厳しい暮らしの中で家族や地域の軋轢が生まれる、麓郷の生活圏を舞台にした場面。
1981年 / 第6話
第6話。純と螢の勘違いから、雪子(竹下景子)が編むマフラーを自分への贈り物と思い込んだ草太(岩城滉一)が浮かれ、雪の夜に雪子を連れ出してキスをする。恋人つらら(松田美由紀)は動揺し、父・清吉(大滝秀治)も気をもむ中、東京の元恋人への未練を断ち切れない雪子は東京行きを決意する。麓郷の町場を舞台に、雪子・草太・つららの三角関係が表面化する回。
1981年 / 第7話
第7話「電話」より。麓郷市街地にある中畑和夫(なかちゃん)の家兼中畑木材工業で、純(吉岡秀隆)が東京にいる母・令子(いしだあゆみ)にこっそり電話をかけ、妹の螢(中嶋朋子)を共犯者に仕立てようとして仲違いするエピソードの舞台。父・五郎(田中邦衛)と離れて暮らす母を慕う兄妹の心情を描いた回として知られる。
第8話(水道)。沢から引いた水が大晦日に黒板家へ通じた回で、東京へ戻る決意をした宮前雪子(竹下景子)を純と螢が見送り麓郷のバス停でバスに乗り込む場面が描かれる。バス停まわりなど麓郷の町並みが繰り返し映り、黒板家の丸太小屋と対になる町場として撮影された。
1981年 / 第11話
第11話。吹雪の中で遭難した宮前雪子(竹下景子)と黒板純(吉岡秀隆)を助けてもらった礼をするため、黒板五郎(田中邦衛)が麓郷市街地にある笠松杵次(大友柳太朗)の家を訪ねる。杵次は酒だけは受け取るものの謝礼の金は突き返し、五郎を追い返してしまい、実際の麓郷の町並みを舞台に住民同士の意地と人情が絡み合う様子が描かれる。
1981年 / 第12話
第12話「罠」。家出したつらら(熊谷美由紀)の行方が3日経っても分からない中、蛍(中嶋朋子)に懐いていたキツネが笠松杵次(大友柳太朗)の仕掛けた罠にかかる。杵次は孫の正吉(中澤佳仁)に罠猟をやめるよう頼まれ、後に蛍たちへ謝罪する。1981年12月放送、視聴率13.2%。
1981年 / 第16話
第16話。愛馬を手放した日に酒に酔った笠松杵次(大友柳太朗)が自転車ごと橋から転落死し、村を出ていた正吉ら子どもたちが呼び戻され通夜と葬儀が営まれる回。麓郷市街地には廃屋となった家が増える一方、黒板家は丸太小屋の普請を進めており、対照的な町の姿が同時に映し出される。
1981年 / 第19話
第19話、麓郷の「へそ祭り」で賑わう富良野の市街地。祭りの夜、純がうっかり取材記者に洩らした涼子(木谷凉子、原田美枝子)とのUFO騒動が地方紙に書かれてしまい、涼子の立場を悪化させる。同じ頃、五郎と令子の離婚も成立する、生活圏としての麓郷が舞台となった回。